2010年4月12日

井上靖「あすなろ物語」を読む

中学以来の読み返し。当時、たしか小学校のときに通っていた塾の国語の問題に一節が載っていて、印象に残っていたのを思い出し、読んでみようとおもったはず・・だったが、今回読み終わってみると僕の想像していたシーンはなし。もしかしたらそれは「しろばんば」だったのかもしれない。
主人公鮎太の少年から壮年までの成長の過程を6つの物語にした作品。「翌檜(あすなろ)は明日檜になろうと一生懸命考えながら、一生檜になれない木」。人間もそういうもの。だがそんなところがいじらしい。そういう人たちが出てくるはなし。なかでも最初の話のインパクトが強い。透きとおった透明感。やっぱり少年は年上のお姉さんの影響を強く受けますな。

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